学習会ではこんなことが学べます
日々のもやもやを語り合う
日々の看護のなかで、患者さんや家族とのやり取りや、患者さんへの関わり方など日々もやもや考えることを、参加者同士で対話します。お互いの話に誠実に耳を傾け、ニューマン理論の見方で見直してみることで、新たな気づきがあり、看護の見方が変わります。
理論のミニレクチャー
参加者全員がニューマン理論に精通しているわけではありません。毎回少しずつ、理論の理解を深めるために、本や文献からミニレクチャーを行っています。参加者のみなさんのニーズに合わせて講師が行うこともあれば、参加者が体験や学びからレクチャーすることもあります。聞いてもここはよくわからない・・など率直な質問もよくやり取りされます。そうして、お互いの理解を深め合います。
自分を見つめる
学習会の終わりにその日の感想や学んだことを書きます(“ジャーナル”と呼んでいます)。正直に自分を振り返り、思うこと・考えることを内省し書き表すと、自分の”パターン”が見えてきます。毎回、前回のジャーナルを振り返る時間がありますが、その中でも自分の変化に気が付けます。今後取り組みたい事も記載していきます。

学習会のビジョン
ニューマン理論に基づき看護を考え、
実践が変容する一歩踏み出し,
成長・成熟する豊かな環境の看護師となる
この学習会はこれまでも少人数ながら、理論への理解を深め、お互いの事例から自分の看護を見つめ、新たな看護へ踏み出すことをビジョンとして掲げてきました。”理論”と聞くとなんだか難しそう、と一歩引いてしまいがちですが、理論は私たちを支え、軸となってくれるものです。ぜひ一緒に、理論に基づき、これまでの患者さんへの見方を変え、看護の実践が変わりそして進化していく体験へ、一歩踏み出しましょう。
ニューマン理論とは
マーガレット・ニューマン
ニューマン理論の生まれた背景
活動的だった母親の影響を受けて育ったニューマンが高校を終えるころに、活動的で家族の中心だった母親がALSを患った。大学を卒業して家に戻るころには、母親は他者の手助けを全面的に必要とするようになっていた。
『母は身体的には動けなかったけれども、他のすべての人々と同じように全体的存在としての人間であることを私は学んだ。私は、母のことがわかるようになり、彼女を愛するようになったが、それは、もし彼女が身体的依存状態にならなければおそらく私が経験しなかったであろうような仕方であった。母の亡くなるまえに共に過ごした5年間は、ある意味では困難で疲れる窮屈な日々であったが、他の意味では緊張し愛情に満ちた拡張的な日々であった。』
『この現象を”健康”と呼ばないならば、なんと表現できるだろう』、とニューマンは語っている。こうしてニューマンは、疾病も疾病のない状態も全て健康であると、全体論の考えに基づき、ニューマン理論を展開していきました。
ニューマンの主張
拡張する意識としての健康の理論
Health as Expanding Consciousness
『どのような状況にいる人であっても、その状況がどのように無秩序で望みがないように見えようとも、拡張する意識の過程であることーもっとその人らしくなる過程であり、重要な生きる意味を見いだす過程であり、他者、そして万物とつながり、新しい高次のレベルに達する過程である』
『健康とは、疾病がある状態とない状態を合一化して進化する過程である。』
Newman, A.M. (2008/2009). 遠藤惠美子監訳:ニューマン理論・研究・実践研究会訳,マーガレット・ニューマン 変容を生みだすナースの寄り添い 看護が創りだす違い
ニューマン理論の4つのエッセンス
エッセンス1
自己組織化の力
困難の中にあっても、人は”内部の力”を使って新たな生き方を見出し、成長できる
エッセ ンス2
パターン認識
自分の”ありよう”を認識すること。自分が苦しんでいる意味がわかり、方向性を見出せる(パターンとは全体論で使う言葉)
エッセンス3
I care youの精神
何とか患者の力になりたい、という看護師の願い
エッセンス4
ケアパターン認識
看護師が自分のケアのあり様を認識することで、新たなケアの方向性を見出せる


